伊達政宗公祭りの由来と見どころとは?

伊達政宗が仙台城に移る前の12年間滞在した大崎市岩出山、そこでは毎年「政宗公まつり」が行われています。

今回はその「政宗公まつり」について詳しくご紹介していきます。

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「政宗公まつり」の由来

伊達政宗ゆかりの地・大崎氏岩出山で毎年開催される祭りが「政宗公まつり」です。

この祭りは、昭和39年に仙台城から「政宗公平和像」が岩出山城址に移設されたことを契機に始められたとされています。

政宗公まつりは、たくさんの地元の企業の協賛によって運営されており、毎年全国から観光客を集めています。

今から約420年前の文禄元年、伊達政宗が3000人の兵を率いて、岩出山を出発して上洛しました。

その武者行列のいでたちが大変見事で、京都でも評判になったことから、それを再現して街の中を練り歩く様子がこの政宗公まつりの目玉となっています。

政宗公まつりの見どころ

政宗公まつりの本まつりでは、伊達政宗に扮した騎馬武者や、家臣たちの甲冑武者が、商店街約1㎞を練り歩きます。

約1000人が繰り広げる伊達武者行列は、伊達政宗が上洛した様子を再現した豪華絢爛なもので、まさに動く戦国絵巻そのものです。

武者行列の先頭には紺地に金の日の丸が描かれた幟(のぼり)30本を押し立て、足軽は三尺もの金の三角笠をかぶり、金の星が描かれた黒い漆の鎧を身にまといます。

騎馬武者たちは、金の模様をあしらった黒い母衣(ほろ)をまとって、黄金の大小の太刀を持ち、豹・熊・虎・孔雀が描かれた馬鎧にまたがるなど、見学者の目を奪うものとなっています。

当時の伊達政宗による上洛の際の武者行列は、その奇抜な出で立ちと派手な色遣いに京都の人々は大変驚きました。

そしてその行列の見事さが「伊達者」という称賛の声を誘い、それ以来粋でお洒落な者のことを「伊達者」と呼ぶようになったと言われています。

他にもある!伊達政宗ゆかりの祭り

江戸時代に始まった仙台藩最大の祭りである仙台祭は、毎年9月に仙台東照宮の祭りとして、藩を上げて盛大に行われました。

その後明治になって伊達政宗の命日である5月24日に行われるようになり、青葉祭りとも呼ばれて現在でも仙台3大祭りとして親しまれています。

また、伊達政宗の時代から続いている仙台七夕まつりも有名です。

伊達政宗の時代から400年以上続く伝統行事・仙台七夕まつりは、元々子女の技芸が上達するようにと七夕が奨励されたことから始まったと伝えられています。

そしてそれが次第に民間でも年中行事となり、現在でも仙台七夕まつりは豪華絢爛さにおいては全国一ではないかと言われており、毎年200万人を超える観光客の目を楽しませています。

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