伊達政宗の生涯を辿る「伊達政宗歴史館」、その見どころとは?

宮城県松島町にある「伊達政宗歴史館」は、伊達政宗の生涯を現代に伝える歴史博物館です。

今回はその「伊達政宗歴史館」の見どころをご紹介していきます。

スポンサーリンク
masamune-date.comレクタングル大

みちのく伊達政宗歴史館とは

宮城県宮城郡松島町にある伊達政宗歴史館は、JR仙北線松島海岸駅から徒歩10分ほどの距離にあります。

ここでの一番の見どころは、政宗の生涯を等身大の蝋人形約200体を用いて、25の名場面を忠実に再現しているところです。

その蝋人形は、驚くほど精巧にできており、部屋が変わるたびに見学者達の目を奪っています。

伊達政宗といえば隻眼・眼帯で有名ですが、実はこれは後世の創作である可能性が高いとされています。

実際の伊達政宗の右目は白濁し、半開きの状態だったとされており、残された肖像画の多くがこの状態で描かれています。

この歴史館では史実に基づいた設定で蝋人形が作られており、その顔は全て眼帯はしておらず、眼球もある状態で展示されています。

また、政宗の陵墓から発掘された頭蓋骨を元に復元された政宗の首の人形も展示されており、これが実際の政宗の顔に最も近いものだと思われるのです。

また伊達政宗歴史館には他にも、東北出身の著名人(宮沢賢治・斎藤茂吉・原敬・志賀潔など)の蝋人形も展示されています。

まだまだある伊達政宗歴史館の魅力

伊達政宗歴史館には、伊達家や仙台藩そして伊達政宗に関する史料も展示されています。

そして伊達政宗の甲冑を身につけての記念写真を撮ることができるのも、政宗ファン・歴史ファンにとっては嬉しい企画です。

本物の甲冑を着付けしてもらえるので、実際の甲冑の重さなどを体感でき、記念写真を撮る事もできます。

甲冑は2種類用意されており、実際の甲冑の総重量は20kg、レプリカは10kgで、眼帯や刀も用意されています。

また、東北・宮城の伝統工芸品であるこけし制作を体験できるコーナーや、地元産の牛タンや牡蠣が食べられる食事処や、政宗パフェ・戦国パフェなど工夫の凝らされたメニューの並ぶカフェもあり、あらゆる年代の方々が楽しめる作りになっています。

伊達政宗歴史館と東日本大震災

東日本大震災の際には、この伊達政宗歴史館にも大きな被害がありました。

震災当日は、伊達政宗歴史館に20~30名の来園者がおり、揺れている間は館内で待機していたと歴史館の館長・佐藤氏は語られています。

そして揺れが収まってから指定された高台へ避難しましたが、あたりは薄暗く翌朝まで歴史館がどうなっているのか全く分かりませんでした。

翌朝確認したのは泥だらけの周囲・津波でフェンスに乗り上げた車など、そして水が引かなかったために館にたどり着くまで2~3日かかったと語られています。

その後は松島町役場や観光協会、そしてたくさんのボランティアの方々の奮闘のおかげで泥を出す作業もはかどり、予定よりも復旧が早く進み、4月23日には無事に伊達政宗歴史館が再オープンできました。

スポンサーリンク
masamune-date.comレクタングル大

masamune-date.comレクタングル大

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする