伊達政宗が実践していた健康法

幼いころ疱瘡を患い片目を失った伊達政宗でしたが、長じてからは自らの健康管理に余念がなかったとされています。

今回は、その健康法のおかげか、70歳という当時では長寿を全うした伊達政宗の健康法をご紹介します。

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身近な健康法を実践していた伊達政宗

伊達政宗は、戦場での豪胆な態度や政治の駆け引き、また様々なパフォーマンスを見せた破天荒な武将というイメージですが、実は今で言う健康オタクで、自身の健康には細心の注意を払っていました。

それも、特別なものを使わず身近なもので、誰でもできる健康法を実践していたのです。

まず、伊達政宗は昼寝の達人でした。

仮眠をとる際には短時間でも、座ったままで寝ることはせずに必ず床に伏して昼寝をしました。

これは医学的にも証明されている事であり、政宗は経験則的に体を横たえて眠ることで疲れが取れると実感したと考えられます。

伊達政宗のストレス解消法と薬好き

上記のような昼寝のやり方は、疲れをとるという効果だけではなくストレス解消にも有効だとされています。

また、ストレスは当時の言葉で言うと「鬱気(うつき)」になり、伊達政宗は竹割をして鬱気を払ったと伝えられています。

鬱気をためることは体に良くないということをしっかりと理解していた伊達政宗は、体だけではなく健康的な心を維持することにまで気を遣っていました。

また、少しでも自分の体がいつもと違うと感じた時には、すぐに常備していた薬を服用していました。

当時の薬は主に薬草ですので目立った副作用は少なく、現代で言えば漢方薬またはサプリメントのような感覚です。

清潔を心がける・水を飲む

伊達政宗は清潔好きで、行水や手洗いを欠かしませんでした。

家臣達にも「手を清める心がけが大切だ」と手洗いや行水を推奨していたと伝えられており、そのことが食中毒などの予防に役立ったことは明白です。

また、伊達政宗は日頃から大きな茶碗でたくさん水を飲んでいたとされ、これも現代でも行われているデトックス(毒出し)健康法です。

特に寝起きの飲水は、水分を補い体を目覚めさせるのに効果があると言われており、伊達政宗はそれを誰にも教わらずに敢行していました。

自分の脈をとる

医師の診察を受ける場合、手首に指をあてて脈をとられますが、伊達政宗は常にこの推脈を自らとっていました。

政宗自身、「我が身の養生は常々油断なく、自ら脈をとる」と周囲に自慢していたとされています。

そしていつもと違う脈が出た場合は、すぐに主治医を集めて話を聞き、治療方針を立てていました。

また政宗は、体調不良の家臣の脈までとって、医師に相談していたという逸話も残っています。

時には医師に指示を出すこともあり、それも的確であったために医者たちが感心するほどだったとも伝えられています。

また伊達政宗は、冬でもできるだけ薄着で過ごし健康に気を遣って、70歳という長寿を全うしました。

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